2019年7月20日土➡26金 毎晩21時上映
池袋シネマ・ロサ新人監督特集Vol.4
Story
ああ、
もう少し走ろうか…
東京から日本海へ
男2人がひょんな理由から自転車に乗って走り出す。
ただひたすらに長い国道17号、立ちはだかる三国街道。
山を越え、下りだけと思いきや、さらに山を越え、
帰りたいけどもう帰り方がわからない。
260kmロードムービー。
ああ、なんで走ってるんだろう…
福岡県北九州市出身。
日本大学芸術学部映画学科卒業。
在学中から自主映画を制作し始め、
いくつかの映画祭で入選、受賞をする。
現在はフリーランスで映像制作を行っている。
監督・脚本/ 平井諒
Staff and Cast
撮影/中原勇貴 録音/荒川翔太郎 助監督/桐山優衣 撮影助手/鈴木隆造 村山力道
録音助手/板谷洋 制作/橋本后央 田中大貴 協力/日本大学芸術学部
出演/
西村眞
おじいちゃん
Toshi (BANQUET)
ミツル
モテたいために
東京から日本海までの
約260kmを
自転車で行こうと決意する。
イケイケになりきれない男。
谷村陽輔
ヨシオ
ミツルに誘われ、
なぜか日本海まで
走ることになってしまう。
ただミツルのことが
好きな男。
永澤元
モトさん
キャンピングカーで
日本中を旅するチルマスター。
ギター片手に
社会からなるべく逃げて
生きている。
三上彩音
幸子
日本海付近に住む女性。
日本海の波のように
気が強く
ついつい怖がられてしまう。
五月女歩美
元子
幸子の友達。
明るく人当たりのいい女性。
Coments
僕たちが青春と呼ぶあれこれ。
だいたい全部が意味なんかないし理由なんかない。
あの日僕たちは自転車に乗って海を見に行って、
海の風景がどんなだったかはすっかり忘れたのに、
途中であった変なおじさんのことばかり
思い出してしまう。
そんな映画が僕は好き。
-高良嶺(「練馬ゾンビナイト」監督)
ドMでひねくれ者だこの2人は!
なんて愛くるしいんだろう。
金なんかなくったって、
自転車と汗と筋肉痛さえあれば、
海沿いも夕焼けも青春も、
僕らと一緒にぜんぶ動き出す!
せんぶ手に入る!
なんて素晴らしいんだろう!
目的なんかいらない!自転車に乗ろう!
どこまでも行ってみよう!
そんなダイナミックでキュートな
心踊る青春チャリンコ映画でした。
-アベラヒデノブ(映画監督/俳優)
2人は晴れようが雨が降ろうが関係ない、
チャリで走るしかないんだ。
行く先々で出逢う人なんて関係ない、
チャリで走るしかないんだ。
多分もう目的地なんて関係ないでしょこの2人。
面白かったっす。
あ、あと、モトさん面白すぎ。
-安楽涼(映画監督/俳優)
なんというか、「ロードムービー以下」という言葉が浮かんだ。駄目な意味ではなくて、
いや、でもある意味駄目なのか。フィルムの深い色合い、そしてアフレコゆえ手に入るここだけど、
ここではないまさに映画的空気感で映されるのは、
殆ど無為と言っていい旅に出る冴えない若者二人。
そのどーでもいい道行きを
何ともなしに観ることの豊かさ。
どこへも向かっていない旅でもいい。
そう。駄目でもいいのだ。
-川瀬陽太(俳優)