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Story       

ああ、

​もう少し走ろうか…

東京から日本海へ

男2人がひょんな理由から自転車に乗って走り出す。

ただひたすらに長い国道17号、立ちはだかる三国街道。

山を越え、下りだけと思いきや、さらに山を越え、

帰りたいけどもう帰り方がわからない。

260kmロードムービー。

​ああ、なんで走ってるんだろう…

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福岡県北九州市出身。

日本大学芸術学部映画学科卒業。

在学中から自主映画を制作し始め、

いくつかの映画祭で入選、受賞をする。

​現在はフリーランスで映像制作を行っている。

​監督・脚本/ 平井諒

Staff and Cast  

撮影/中原勇貴  録音/荒川翔太郎  助監督/桐山優衣  撮影助手/鈴木隆造 村山力道

​録音助手/板谷洋  制作/橋本后央 田中大貴       協力/日本大学芸術学部

​出演/

西村眞

おじいちゃん       

Toshi (BANQUET)

ミツル       

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モテたいために

東京から日本海までの

約260kmを

自転車で行こうと決意する。

​イケイケになりきれない男。

谷村陽輔 

ヨシオ       

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ミツルに誘われ、

なぜか日本海まで

走ることになってしまう。

ただミツルのことが

​好きな男。

永澤元

モトさん       

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キャンピングカーで

日本中を旅するチルマスター。

ギター片手に

社会からなるべく逃げて

​生きている。

三上彩音

幸子       

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日本海付近に住む女性。

日本海の波のように

気が強く

​ついつい怖がられてしまう。

五月女歩美

元子       

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幸子の友達。

​明るく人当たりのいい女性。

Coments  

僕たちが青春と呼ぶあれこれ。

だいたい全部が意味なんかないし理由なんかない。

あの日僕たちは自転車に乗って海を見に行って、

海の風景がどんなだったかはすっかり忘れたのに、

途中であった変なおじさんのことばかり

思い出してしまう。

そんな映画が僕は好き。

       -高良嶺(「練馬ゾンビナイト」監督)

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ドMでひねくれ者だこの2人は!

なんて愛くるしいんだろう。

金なんかなくったって、

自転車と汗と筋肉痛さえあれば、

海沿いも夕焼けも青春も、

僕らと一緒にぜんぶ動き出す!

せんぶ手に入る!

なんて素晴らしいんだろう!

目的なんかいらない!自転車に乗ろう!

どこまでも行ってみよう!

そんなダイナミックでキュートな

​心踊る青春チャリンコ映画でした。

     -アベラヒデノブ(映画監督/俳優)

2人は晴れようが雨が降ろうが関係ない、

チャリで走るしかないんだ。

行く先々で出逢う人なんて関係ない、

チャリで走るしかないんだ。

多分もう目的地なんて関係ないでしょこの2人。

面白かったっす。

あ、あと、モトさん面白すぎ。

          -安楽涼(映画監督/俳優)

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なんというか、「ロードムービー以下」という言葉が浮かんだ。駄目な意味ではなくて、

いや、でもある意味駄目なのか。フィルムの深い色合い、そしてアフレコゆえ手に入るここだけど、

ここではないまさに映画的空気感で映されるのは、

殆ど無為と言っていい旅に出る冴えない若者二人。

そのどーでもいい道行きを

何ともなしに観ることの豊かさ。

どこへも向かっていない旅でもいい。

そう。駄目でもいいのだ。

​                -川瀬陽太(俳優)

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