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「カメラを止めるな」を世に送り出した 

池袋シネマ・ロサが次に見つけた原石たちー

袋シネマ・ロサは

昭和21年(1946)にオープンした

歴史ある映画館です。

池袋西口から徒歩3分という

最高に猥雑で文化的な立地に佇み、

数えきれないほどの映画を世に送り出してきました。

すなわちロードショー館として

チェーン系/単館系の番組を上映するのみならず、

積極的に自主企画での特集上映や、

さらに自ら作品を買い付け配給したり、

若手作家のバックアップも行なっています。

2018年6月には、

もはや伝説とも言える「カメラを止めるな」を

全国で初めて単独上映。

日本を揺るがした口コミの震源地は

池袋シネマ・ロサだったのです。

 

の夏、そんなロサが

「新人監督特集vol.4」と題してプロデュースするのは、

平井諒監督「もう走りたくない」と

高良嶺監督「練馬ゾンビナイト」の併映企画

「やっぱ走らナイト」。

「もう走りたくない」は東京から日本海へ、

ただひたすらに自転車を駆るロードムービー。

「練馬ゾンビナイト」は突如練馬に発生した

ゾンビたちと向き合う青年たちの物語。

共通するのは、

惚れ惚れするような脱力感と確かな青春。

甲子園とか目指さないし、

ラブレターも書かないし、

何ならちょっとむさくるしいけど、

ほとんど気の抜けた、

でもまだ抜けきってないサイダーみたいな青春の味を

​2作続けてお楽しみください。

​…って、ゆるっ!

脱力せずにはいられない。

​でもなぜだろう、目が離せない。

ハジけてないし、アツくもない

​この青春は、いうなれば微炭酸

袋シネマ・ロサは昭和21年(1946)にオープンした歴史ある映画館です。

池袋西口から徒歩3分という最高に猥雑で文化的な立地に佇み、

数えきれないほどの映画を世に送り出してきました。

すなわちロードショー館としてチェーン系/単館系の番組を上映するのみならず、

積極的に自主企画での特集上映や、さらに自ら作品を買い付け配給したり、若手作家のバックアップも行なっています。

2018年6月には、もはや伝説とも言える「カメラを止めるな」を全国で初めて単独上映。

日本を揺るがした口コミの震源地は池袋シネマ・ロサだったのです。

 

の夏、そんなロサが「新人監督特集vol.4」と題してプロデュースするのは、

平井諒監督「もう走りたくない」と高良嶺監督「練馬ゾンビナイト」の併映企画「やっぱ走らナイト」。

「もう走りたくない」は東京から日本海へ、ただひたすらに自転車を駆るロードムービー。

「練馬ゾンビナイト」は突如練馬に発生したゾンビたちと向き合う青年たちの物語。

共通するのは、惚れ惚れするような脱力感と確かな青春。

甲子園とか目指さないし、ラブレターも書かないし、何ならちょっとむさくるしいけど、

ほとんど気の抜けた、でもまだ抜けきってないサイダーみたいな青春の味を

​2作続けてお楽しみください。

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平井諒監督「もう走りたくない」

2016年 | 30分 | カラー | ステレオ | DCP | スーパー 16mm

練馬ゾンビナイトmain.jpg

高良嶺監督「練馬ゾンビナイト」

2016年 | 52分 | カラー | ステレオ | DCP | 16:9

なぜ頑なに帰らないんだ。

なぜわざわざ帰るんだ。

で、きみらがチャリで海を目指すのは、なぜなんだ。

といっても「なぜ」にいちいち答えるのが映画ではない。

やっと僕も気づきました。恥ずかしながら思い出しました。

映画はやっぱり、明日またドアを開けて

外に出るためにあるものなんだ。

愉快なものなんだ。油断も隙もありありの、

軽くて浅はかな僕らが魑魅魍魎が跋扈する

(携帯の充電が残り何パーの)

世界を生き抜くためには、

(激安のレインコートを被って)

ひたすらペダルを漕ぐしかないんだ。

              -富永昌敬(映画監督)

面白い。

令和を象徴する新しいジャンルが

生まれたのかもしれない。

主に会話から感じられる圧倒的世界観、

圧倒的キャラクター、圧倒的ユルさ。

 

作れるか?

こういうの。

簡単そうで難しいぞ!

          -津田寛治(俳優/映画監督)

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